【ロ短調とは】目指せ全調制覇!vol.9

  ロ短調とは

ロ短調とは、「シ」からスタートする『シ/ド#/レ/ミ/ファ#/ソ(#)/ラ(#)』の7音の中で、メロディー・コード・ベースが行ったり来たりすることを基本ルールとする調。

ロ短調の調号はシャープ

ファ#』と『ド#』に付きます。

(短調の調号は、音階<↓くだり↓>時に、どこが黒鍵になるかを参照します。)

 

 

・短音階で、「シ」を主音とした場合の調。

・英語だと B Minor(ビーマイナー)

・ドイツ語だと H moll(ハーモール)

 

  ロ短調の出現率

ロ短調の出現率は…

星2つ!くらい。

 

  近親調 ロ短調のお仲間一覧

 

同主調:ロ長調 主音=出発する音が同じ「シ」

 

平行調:ニ長調 調号が同じく#2個の反対の調=長調

 

 

属調:嬰へ短調 完全5度上の調

 

下属調:ホ短調 完全4度上の調

 

  ロ短調のコード

ピアノとエレクトーンの押さえ方はあくまで一例です。参考程度でお願いします。

エレクトーンの『P.K』はペダルキーボード:足鍵盤、『L.K』はロワーキーボード:下鍵盤(左手)の略です。

 

<基本>

(いちど):『Bm』

ピアノ:シ/レ/ファ# エレクトーン:P.Kシ L.Kファ#/シ/レ

 

Ⅴ₇(ごどせぶん):『F#₇』

ピアノ:ラ#/ミ/ファ# エレクトーン:P.Kファ# L.Kファ#/ラ#/ミ

 

(よど)『Em』

ピアノ:シ/ミ/ソ エレクトーン:P.Kミ L.Kソ/シ/ミ

 

<よく使う>

(ごど)『F#』

ピアノ:ファ#/ラ#/ド# エレクトーン:P.Kファ# L.Kファ#/ラ#/ド#

 

平行調の『D』

ピアノ:レ/ファ#/ラ エレクトーン:P.Kレ L.Kファ#/ラ/レ

 

(にど)『C#m⁻⁵』

ピアノ:ド#/ミ/ソ エレクトーン:P.Kド# L.Kソ/ド#/ミ

 

<ドッペルドミナント>

(ごどごど)→ Ⅴ₇(ごどせぶん)→ Ⅰ(いちど)『C#→F#₇→Bm』

ピアノ:ド#/ミ#/ソ# → ラ#/ミ/ファ# → シ/レ/ファ#

エレクトーン:P.Kド# L.Kソ#/ド#/ミ#→P.Kファ# L.Kファ#/ラ#/ミ →P.Kシ L.Kファ#/シ/レ

 

<他の調から借りてきて使う進行>

₇(よどごどせぶん)→ Ⅳ(よど)『B₇→Em』

ピアノ:シ/レ#/ラ →ミ/ソ/シ

エレクトーン:P.Kシ L.Kラ/シ/レ# →P.Kミ L.Kソ/シ/ミ

 

平行調への転調『A₇→D』

ピアノ:ド#/ソ/ラ →レ/ファ#/ラ

エレクトーン:P.Kラ L.Kソ/ラ/ド# →P.Kレ L.Kファ#/ラ/レ

 

  ロ短調についてのコメント

このシリーズ前回の記事vol.8で取り上げた『変ロ長調』に続いて、#・♭2こにも関わらずちょいと難しく感じてしまう調です。

変ロ長調と違って、ちゃんと白鍵からスタートはするものの、何だかトリッキーに感じてしまう、この『ロ短調』。

 

調号こそ#2つにとどまっていますが、スケール↑のぼり↑の際に弾く黒鍵は何と4つ!

この辺りがトリッキーの原因でしょうか。少し騙された気分にもなってしまいます…。

 

そんなロ短調の響きの印象は、『ちょっと大人っぽい』感じ。

 

ストレートでなく、少しこなれた雰囲気があるように感じます。

なかなか小学校低学年〜中学年までのあたりの子で、『ロ短調でオリジナル曲を書こう!』って思う子はいなさそう。(中にはいるかも!)

 

ロ短調がすごく得意になれば、ちょっと『ツウ』な感じが出せるかもしれません。

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