音楽で見つける自分の『柱』

あなたがこれまでの人生に出会った”音楽”はどういったものだったでしょう。一口に音楽と言えど、関わり方は実に様々です。

幼稚園や保育園で、先生の伴奏で おうた を、みんなと一緒に元気よく歌ったでしょうか。

小学校の音楽の授業で、楽譜にカタカナのドレミを書き込んで、リコーダーや鍵盤ハーモニカをやりましたか?

中学、高校と年齢があがるにつれて、だんだんと自分の好みの音楽を見つけて、暇さえあればそれを聴いたり、人に勧めたり、共有を楽しみながら、音楽に触れてきた経験も、少なくないはずです。

さて、いま上記のような環境にいる、学生まっ最中の方も。もう社会に出て、自分の時間に限りのある生活を送っている方も。

音楽を人生のパートナーにしてみませんか。

あなたが何か新しい趣味を持ちたい、子供に何か習い事をさせてあげたい、と考えている中で、音楽はどうだろう…と思っているなら、それは最高の選択に間違いありません。

音楽を人生のパートナーにするメリット

そもそも音楽をやるというのは、どういうことなのでしょうか。楽器を演奏するのも、人の演奏を聴くのも、楽譜を読んだり書いたりするのも、立派な音楽です。ですが、ここでは一点に絞って、音楽をやる、ということを定義します。それは、音楽で(自分を)表現できるということです。

音楽で表現ができるまでになると、どんないいことがあるのでしょう?

自分の中に柱ができる

仕事や家庭、学校など、みずからを取り巻く様々な環境の中で、自分の中に、決して動くことのない柱を一つもつということは、とても尊いことです。しかもそれらの環境は、刻一刻と変化していきますし、あなたの周りには、いろんなことを言ってくる人間がたくさんいます。

あの人からあんなことを言われた。別の人からは真逆のことを言われた。あなたの周りにいる人たちは、常にめまぐるしく意見や批評を言ってきます。そんな一言ひとことに、いちいち振り回されていたのでは、いつしか、しっかりとした自分だけの人生を見失ってしまうようなことになりかねません。しかもそれは、最終的には誰のせいでもなく、あなた一人の責任によって起こってしまうことなのです。

そこで、あなただけの人生を守るために必要なのが、何者にも動かせない、自分の中の確固たる柱です。

この柱を得るには、千差万別の手段があります。受験をがんばった人なら、その死ぬほど辛かった勉強という経験が、すでに強固な柱となっていることでしょう。部活動やスポーツで、人生観が変わるほどのめり込んで努力してきた人もまた、揺るぎない柱を持っているはずです。

つまり柱というのは、『私には、これがあるから大丈夫』と思わせてくれるような経験や体験です。

そして、音楽で自分を表現することができる、というのは、人生において、本当に素晴らしい、かけがえのない柱を手にいれる手段の一つです。

音楽と鍵盤楽器をあなたの人生に

『表現』するための音楽。そしてその翼となる鍵盤楽器。これらがあなたの今後の人生に加わったのならば、そうではない人生とは全く違ったものになるでしょう。

自分の中の柱を得る手段は人それぞれです。人生のあらゆるイベント、タイミング、環境、さまざまな要因に導かれて、その手段を選び、決定します。

今、まさにこのとき。あなたの目の前にある手段は、『音楽』かもしれません。

音楽という柱のある人生は、本当に素晴らしいものになります。鍵盤楽器を選択して、人生の大半をそれとともに過ごしてきた私の経験です。それは、私がこれからも身をもって証明していかなくてはならないことでもあります。

音楽、そして鍵盤楽器は、あなたの人生を色濃く縁取り、ときに美しい幻を魅せて、そしてどんなに歳を重ねたとしても、最後まであたたかく寄り添ってくれる。そんな、最高のパートナーです。

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