この曲はこんなイメージ…【発想記号(発想標語)】43種をイメージ画像付きでじっくり紹介!part4

part3の続きです。

今回のpart4では『 F 』〜『 G 』の6種類『feroce, con fuoco, giocoso, grandioso, grave, grazioso/con grazia』をイメージ画像付きでご紹介します。

〜もくじ〜

part1『 A 』6種類 

 affettuoso, agitato, amabile, animato/con anima, appassionato, arioso

part2『 B 』〜『 C 』5種類

 brillante, con brio, cantabile, capriccioso, comodo(commodo)

part3『 D 』〜『 E 』6種類

 dolce, dolente, elegante, elegiaco/con energia, espressivo/con espressione

part4『 F 』〜『 G 』6種類 ← いまここ

 feroce, con fuoco, giocoso, grandioso, grave, grazioso/con grazia

part5『 L 』〜『 M 』6種類

 lamentabile/lamentoso, leggiero, maestoso, marciale(marziale), misterioso, con moto

part6『 N 』〜『 R 』7種類

 nobilmente, passionato, pastorale, pesante, piacevole, risoluto, rusticana

part7『 S 』〜『 T 』7種類

 scherzando, semplice, con sentimento, serioso, sostenuto, spirituoso/con spirito, tranquillo

part8 まとめ

ではpart4『 F 』〜『 G 』編スタートです!

feroce(フェローチェ)『野生的に激しく』

フェローチェってウルトラビーストのフェローチェさんじゃないですか!

しかもferoce の辞書に載っていたイメージとピッタリで驚きです。

” 激しい 無差別かつ冷酷な武力行使を行う傾向がある。”

「とびひざげり」や「れいとうビーム」が恐ろしいスピードで飛んで来るので、まさにそんな感じ。

ポケモンから離れて考えるとするならば…

野獣のようなどっしりとした無敵の腕力からくる力強い激しさなのか。

猛禽類のような目にも止まらぬスピードと鋭い爪で肉をえぐるような激しさなのか。

なんにしたって、野生動物はおそろしいです。

もうちょっと人間的なアタマで考えるなら、『野生』の反対は『理性』です!

つまり、『理性を吹っ飛ばせ!!』という発想記号ですね。

con fuoco(コンフォーコ)『熱烈に・火のように』

『火のように』と火を直接のご指名ですから、イメージ画像もそのまんま『火』の写真がよいかなと思い、迷った末に選んだのがこの画像です。

ちょっと激しめのキャンプファイヤーでしょうか。

私自身は、小学5年生の林間学校で、キャンプファイヤーを体験しました。

近隣の小学校が3校ほど合同で行うものでしたから、見知った顔と見知らぬ顔が入り乱れていて、せっかくのキャンプファイヤーだけれども、なんだか落ち着かないイベントだったという印象です。

司会進行役をやりましたが、なぜか余計な緊張をしてしまって、かなり出だしの方の『キャンプファイヤーについて先生からの注意事項』という重大項目をすっ飛ばしてしまいました。

すっかりキャンプファイヤーが終わってから、先生に「とばしてたよ(笑)」とご指摘いただきました。

つまり、何が言いたいのかと言うと…

いつもの2倍から3倍の同学年生徒(と先生方)がわらわらいて、しかも知らない顔が多く、調子に乗って司会進行をやりたいなどとでしゃばっておきながら緊張してしまったがために、キャンプファイヤーがどんな火だったか全く記憶がないのです。

ふつうに参加する側にまわっていれば、炎の様子をゆっくり鑑賞する余裕もあったかもしれません。少し惜しい気もしますが、あまりにも後の祭りですね。

giocoso(ジオコーソ)『楽しげに・陽気に』

楽しげで陽気で…。という瞬間は人間にも他の生き物にも、あまりないのかもしれません。

楽しそうな顔をしているように見せているけど、どこか無理しているような印象を受けたり。

陽気を装ってはいるけれど、心の底では楽しくなさそうだったり。

私がひねくれているせいかもしれませんが、そういった表情がとても多いです。

本当に、もろ手をあげて『楽しい!』と言えるのは、子どもの頃だけですよね。

かといってかしこい子どもは、『ちゃんと楽しいよ。大丈夫だよ。』と親を安心させるため、喜ばせるために楽しい顔を作っていたりします。

せめて音楽の世界の中だけは、楽しげで、陽気な雰囲気を、みんなで共有できたのだとしたら、それはもうこの上なく幸せなことです。

grandioso(グランディオーソ)『堂々と・壮大に』

ディズニー映画『ノートルダムの鐘』はご存知でしょうか?

この映画を通して、まさに『堂々』だし『壮大』です。壮大すぎるので、子供の頃はまったく話の内容が分からずに見ていました。

そしてアランメンケンさんの楽曲がめちゃくちゃかっこいいのです。脳みそに直撃します。(個人の感想です。)

特に悪役のフロロー判事が歌う「Hell Fire」がいちばん好きです。

ディズニー音楽の中で好きな曲Best3に入ります。

このフロローさんも子供の頃見たときは、ただただ怖いおじさんでしたが、大人になってから見ると、「えー…(ドン引き)」だったり「なにそれかわいい」だったり、「健気だなあ」だったり、それはもう魅力たっぷりの悪役に思えてなりませんでした。

原作が原作ですし、(ビクトル・ユゴーさん。レ・ミゼラブルを書いた人でもあります。)舞台が舞台なので、ちょっとテーマというかお話の軸そのものが日本人には馴染まないのですが、そこはもう、音楽の迫力満点なかっこよさで、持っていかれてしまいます。

ディズニーマジックですね。

grave(グラーベ)『重々しく・おごそかに』

この grave もまた、『年の功』がものを言いそうな発想記号です。

顔や手に刻まれたシワの一つひとつが、重々しさに全て直結していきます。

もしかしたら、平安時代の十二単(じゅうにひとえ。着物をものすっごい重ね着するやつです。)は、この grave 感を演出するためのものだったのかもしれませんね。

どんなに幼い子供でも、位の高さ、ただものではない感、格の違いを演出しなくてはならなかったのでしょう。

物理的に重い服を着ると、『おごそか』に見えるのかも?

grazioso/con grazia(グラジオーソ/コングラジア)『優雅に・気品をもって』

part3の elegante『優雅に』でも、白鳥をイメージ画像としてピックアップしましたが、こちらの grazioso でも、やはりこういったバレエの世界を思い浮かべてしまいますね。

私が通っていた音楽大学には、バレエ科もあり、寮で生活していたこともあって、バレエ科の友人が何人かいました。

みなさんお風呂の時間でもエクササイズにいそしんだり、お風呂の後のストレッチを欠かさずにがんばっていたり。

頭の先からつま先まで、自分の身体全てがバレエという芸術にならなければいけない、すごい世界だなと思います。

やはり優雅さであったり、気品を感じさせるだけの余裕をもった表現の裏側には、必ず絶え間ない努力があります。

【それでは次回に続きます!→part5

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