【主音・下属音・属音・導音…】音階を構成するメンバーを紹介

まずはこの馴染み深い音階をご覧ください。いわゆる『ドレミファソラシド』です。

 

これは、長音階と呼ばれています。ありとあらゆる音階の中でも、一番私たちの生活に身近な音階と言ってよいでしょう。

 

そして、この音階を構成する7つの音には、以下のようにそれぞれ役割があります。キャラクターとして見てみると、なかなか面白いです。

 

上の画像では『ド』からスタートしていますが、これはどんな音からスタートしても、音どうしの距離感さえ同じならば、同じ名称・役割が当てはまります。

いわゆる『〇〇長調の音階』ということです。

 

では、中でも特に重要な4キャラクターを紹介していきます。

 

 

【主音】1ばんめの音

 

言わずと知れた、みんなのリーダーです。この音があるから、他の音が存在するというレベルで音階を支配しています。

 

また、曲の終わりなど、キリのよいタイミングで、この主音が鳴っていることは、ほぼ必須条件でもあります。

音階の主役、始まりと終わりのその両方をつかさどる音です。

 

そして、曲中でも、この音が鳴るところが正しいポジション、戻るべき場所、というような感覚です。

 

 

【属音】5ばんめの音

音階の中のもう一人の主役です。

なんとこの属音は、主人公である『主音』を、主音たらしめる力を持っています。影の支配者的存在ですね。

 

なぜ支配しているのかというところまでは、楽典(音楽理論の共通教科書のようなもの)に書いていないのですが、個人的な印象としては、『逆接があるから順接がある』というような話だと思っています。

世の中に順接の話し方しか存在しなかったとしたら、わざわざその話し方を『順接』とは定義しないはずです。

『逆接』という概念があるからこそ、『順接』という概念と言葉が、はっきりとそこに存在できるといった具合です。

 

それと、これも個人の印象になってしまいますが、この属音というのは誰とでも仲良くなれる一面を持っています。

誰とでも仲が良いというのは、他のどの音と一緒に鳴らしても、わりとキレイに鳴ってしまう万能選手だということです。

 

 

【下属音】4ばんめの音

 

さきほど紹介した『属音』は、主音からみて完全5度上に存在しているのに対し、この音は主音からみて完全5度下に存在しています。なので、『下属音』という呼び方をされています

 

この下属音は、面接などでよく使われるワード、『潤滑油』のような存在です。

主音と属音の関係がよりスムーズになるよう、はたらいてくれています。

 

これもまた、なぜ下属音が両者の補助的役割を担っているのかという記述は楽典にありません。

(なので想像になってしまいますが)主音と属音だけの行き来をすると、なんだか堅苦しい音楽の進行になってしまいます。勇ましい印象、単刀直入な音楽といったところでしょうか。

そこに、この下属音という一員が加わることにより、だいぶ印象が柔らかくなります。

 

ちょっとした例を挙げてみます。

単純に単音のみでこれを表現すると、こんな感じになります。

 

【主音・属音】のみの場合

 

【主音・属音・下属音】を使用した場合

 

 

もちろん、音楽をどのように表現していくかは、好みや目的によって様々です。どちらが優れている・劣っているという話ではないので、柔らかい頭で音楽と接していけたらよいですね。

 

 

【導音】7ばんめの音

これは、音階のメンバーの中でもかなりのキーマンです。

その名の通り、主人公である主音へと導いてくれる音です。

 

なぜ導かれるかというと、この音が鳴っているときというのが、かなり宙ぶらりんな状態にあるからです。

 

以前、ドッペルドミナントの記事内で『逆立ちをさせられていて、もとの姿勢に戻りたい状況』というのを説明しました。

不自然な体勢から自然な体勢へと戻りたくなる心理状態を利用して、音楽にあらゆる波をつくっていくのです。(ここでは、不自然→導音 自然→主音 ということになりますね。)

 

音階の中で、その役割を果たしているのは、おもに属音とこの導音になります。そして、その一面がより一層強いのが、導音です。

 

主音・属音・下属音の3人が、絶妙なバランスで調和をし合っている中、この導音というのは、正義と対をなす悪役のようにして、見事に物語を盛り上げてくれます。

悪役が高笑いをした後には、必ず正義の味方が現れますよね。主音と導音の関係性は、それに近いものがあります。

 

 

【さいごにひとこと】

 

主要なキャラクターは、この4音になります。

 

各項目、個人の印象を多く含んだ記述になっていますが、音楽の感じ方は千差万別です。

 

『私はそうは感じないけどな』

という感覚が生じたとしたら、ぜひそれを大事にしてあげてください。

 

人の意見に限らず、教科書や先生の定義なども同じです。

 

『一般的にはそうとされている、それはそうとして、私はこう感じている。』

という二段構えで、様々な音楽理論と付き合っていけたなら、理想的ではないでしょうか。

 

 

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「【主音・下属音・属音・導音…】音階を構成するメンバーを紹介」への2件のフィードバック

  1. ぴあののせんせい

    生徒さんにわかりやすく説明するのにいい方法ないかな、と思っていてたどり着きました。とても分かりやすくて、しかも楽しいですね。ありがとうございます。

    1. ぴあののせんせい様
      コメントありがとうございます!
      「わかりやすい」「楽しい」と思っていだだけるのが一番嬉しいです!
      今後ともけんばんとくらすをよろしくお願いします!  kaso

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