【NI・Komplete 12】を我が家にお迎え!【ざっくり紹介&感想】

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オーケストラ寄りの編曲をするにあたり、よいソフトウェア音源を探していたところ、 NATIVE INSTRUMENTS の『komplete 12』 という製品に出会いました。

その komplete 12の、ざっくりとした紹介・簡単な感想です。

(私は電子オルガンというかなりせまーい世界でこれまで過ごしてきたので、このような打ち込み系の分野に出会ったのはつい最近です。表現等が至らない部分が多々あるかと思いますが、なるべく雰囲気が伝わるよう努めます。)

  komplete 12 ってこんなソフト

第一印象としましては、最強の福袋。もとい『スターターパック』とでもいいましょうか。とにかくあれもこれも、思いつく限りの音色全てが取り揃えられている、といった感じです。

  音色の良さ

生の楽器からシンセまで。音色そのものの良さはバッチリです。

エレクトーンは、弦楽器は得意なのですが、どうも管楽器(トランペットやフルート)の発音がいっぺんとう(ボタンを押しているかのような、発音から音が消えるまでの一定な感じ)で、少し苦手なのかな?と感じていました。

そのいっぺんとうな感じが、komplete には全くないのです。

たとえば、金管楽器。マウスピースならではの『…ぷー』と息が吹き込まれる感じがバツグンに表現されています。

そして、音から音にとぶ際の不安定な感じ。これがとても『生感』を出していて、最高です。

  パターンが豊富

リズムやらパターンやらも満載。人工知能といってもいいレベルで様々なプログラムがよりどりみどりなので、もはや作曲の労がなくなってしまうのではないか、とさえ思えてきます。(そんなことはありませんが。)

それはまるで、ホテルのバイキング会場のよう。

ありとあらゆるおいしい料理が、すっかり用意されていて、あとは食べたいものを・食べたい順に・食べたいぶん、お皿に盛るだけ。

好きなようにパターンを呼び出して、聞いているだけで日が暮れてしまいます。

  グレードは【4】種類

komplete 12 には、4つのグレードが存在します。

それぞれのランクにしたがって、性能(とお値段)がだんだん良くなっていきます。

1【KOMPLETE 12 SELECT】

一番お手軽なバージョン。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

●Native Instruments KOMPLETE 12 SELECT
価格:24800円(税込、送料無料) (2018/10/24時点)

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楽器&エフェクト数:14

サウンド数:7,000 以上

サイズ:45GB 以上

2【KOMPLETE 12】

このあたりが標準サイズでしょうか。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

●Native Instruments KOMPLETE 12 【発売記念ラウドネスマキシマイザープラグインDeeMaxxをプレゼント!】
価格:69800円(税込、送料無料) (2018/10/24時点)

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楽器&エフェクト数:52

サウンド数:25,000 以上

サイズ:220GB 以上

3【KOMPLETE 12 ULTIMATE】

ステップアップ版。

楽器&エフェクト数:101

サウンド数:45,000 以上

サイズ:600 GB 以上

4【KOMPLETE 12 ULTIMATE Collector’s edition】

死角なしの最強バージョン。

楽器&エフェクト数:101

サウンド数:90,000 以上

サイズ:900 GB 以上

(上のリンクは4つとも『イケベ楽器』のものです。)

『ULTIMATE(紫)』と『Collector’s edition(白)』の違い

収録されているサウンド数や、容量を見ればその規模の違いはなんとなく伝わるかと思われますが、具体的な違いを一部ご紹介します。

『アルティメット』の方に収録されている【SYMPHONY ESSENTIALS】というシリーズは、サイトでの紹介文で、『簡易版サンプルセット』というように記載されています。

一方、『アルティメット コレクターズエディション』はというと、【SYMPHONY SERIES】というシリーズが収録されており、こちらはより本格的なサンプル音源である、ということでした。

今回は、オーケストラの音源が一番必要だったので、この差が大きく考慮されました。この違いが、『コレクターズエディション版』購入の一番の決め手になりました。

  製品の種類は【3】つ

先述のグレードとは違い、komplete 12 には製品の種類が3つあります。

パッケージでの見分けがほとんどつかず、初見では何が何やら状態でした。いったいぜんたい、どの価格のものが本当に必要な製品なのかが分かりづらかったです。

  1【フルバージョン】

いちばんシンプルな本体価格。

初めて komplete を入手する人向け。

  2【アップデート】

komplete の前バージョンを持っている人向け。

グレードは変えずに、とにかくナンバリングを12に持っていくイメージ。

2種類あり、

『komplete 12』のアップデート版は、komplete 2〜11からのアップデートが可能。

『komplete 12 Ultimate』のアップデート版は、komplete Ultimate 8〜11からのアップデートが可能。

  3【アップグレード】

パターンが何種類もありますが、

①グレードを1段階 or 2段階上げる(例:SLECT → ULTIMATE)

②ナンバリングを12に持っていく

という2つの要素を含んでいる商品です。

  インストールする際に役立つページ

インストール自体はそんなに難しくはなかったのですが、やはり初見だとつまづく場面もちらほら。

公式サイトが、日本語でしっかり丁寧に導いてくれたので、なんとかなりました。

・KOMPLETE 12の設定準備

https://www.native-instruments.com/jp/specials/komplete/komplete-12-setup/

インストールのやり方のページ。まずはここから。一番最初にたどり着くページで、基本の流れが指示されています。

・KOMPLETEのライブラリを外付けドライブにインストールする

【Mac】https://support.native-instruments.com/hc/ja/articles/210278965-KOMPLETEのライブラリを外付けドライブにインストールする-OS-X-動画-

【Windows】https://support.native-instruments.com/hc/ja/articles/209557029

こういった大容量のソフトは、外付けのHDDやSSDなどにインストールするのが大変おすすめです。

・Native Accessエラーメッセージ(PCの容量不足)

https://support.native-instruments.com/hc/ja/articles/115001284225

インストール先を外付けに設定しても、PC本体の容量がある程度必要なのだそうで、なんだかんだでストレージのお片づけが必要です。

・Native Instruments製品をコンピュータ上の別の場所に移動する

https://support.native-instruments.com/hc/ja/articles/115005979585-Native-Instruments製品をコンピュータ上の別の場所に移動する-動画-

本体にとりあえずインストールしてみたはいいものの、やっぱり容量が足りなくて外付けにお引越ししたい…。という際に役立つページ。

  お気に入りの音源を紹介

さいごに、komplete 12 の中で、今のところもっともお気に入りの音源をひとつご紹介します。

シネマティックのカテゴリーに分類されている、【KINETIC TOYS】という音源です。

https://www.native-instruments.com/jp/products/komplete/cinematic/kinetic-toys/

(これは、上位モデルである『〜ULTIMATE』『〜ULTIMSTE Collector’s edition』の2種類に収録されています。)

ほんのちょっと音を鳴らしてみたもの

『子どものおもちゃ』をテーマにした、とても個性的な音色。使いどころを考えるより先に、とりあえずずっと鳴らしていたくなるような、素敵なサウンドです。

しかも、音を鳴らしている間、画面のおもちゃたちがかわいく動いてくれます。しかも、この画面の中にさまざまなツマミが隠されています。いじっていてしばらくのあいだ気がつきませんでした。

これはとても楽しい音源です!

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