【ホ短調とは】目指せ全調制覇!vol.5

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  ホ短調とは

ホ短調とは、「ミ」からスタートする『ミ/ファ#/ソ/ラ/シ/ド#(ド)/レ#(レ)』の7音の中で、メロディー・コード・ベースが行ったり来たりすることを基本ルールとする調。

ホ短調の調号はシャープ1つ

ファ#』に付きます。

(短調の調号は、音階<↓くだり↓>時に、どこが黒鍵になるかを参照します。)

・短音階で、「ミ」を主音とした場合の調。

・英語だと E Minor(イーマイナー)

・ドイツ語だと E moll(エーモール)

  ホ短調の出現率

ホ短調の出現率は…

星3つ!くらい。

#1つの調なのでたくさん扱われますが、慣れるまでは意外と難しい調かも。

  近親調 ホ短調のお仲間一覧

同主調:ホ長調 主音=出発する音が同じ「ミ」

平行調ト長調 調号が同じく#1個の反対の調=長調

属調:ロ短調 完全5度上の調

下属調イ短調 完全4度上の調

  ホ短調のコード

ピアノとエレクトーンの押さえ方はあくまで一例です。参考程度でお願いします。

エレクトーンの『P.K』はペダルキーボード:足鍵盤、『L.K』はロワーキーボード:下鍵盤(左手)の略です。

<基本>

(いちど):『Em』

ピアノ:ミ/ソ/シ エレクトーン:P.Kミ L.Kソ/シ/ミ

Ⅴ₇(ごどせぶん):『B₇』

ピアノ:レ#/ラ/シ エレクトーン:P.Kシ L.Kラ/シ/レ#

(よど)『Am』

ピアノ:ミ/ラ/ド エレクトーン:P.Kラ L.Kラ/ド/ミ

<よく使う>

(ごど)『B』

ピアノ:シ/レ#/ファ# エレクトーン:P.Kシ L.Kファ#/シ/レ#

平行調の『G』

ピアノ:ソ/シ/レ エレクトーン:P.Kソ L.Kソ/シ/レ

(にど)『F#m⁻⁵』

ピアノ:ファ#/ラ/ド エレクトーン:P.Kファ# L.Kファ#/ラ/ド

<ドッペルドミナント>

(ごどごど)→ Ⅴ₇(ごどせぶん)→ Ⅰ(いちど)『F#→B₇→Em』

ピアノ:ファ#/ラ#/ド# →レ#/ラ/シ →ミ/ソ/シ

エレクトーン:P.Kファ# L.Kラ#/ド#/ファ# →P.Kシ L.Kラ/シ/レ# →P.Kミ L.Kソ/シ/ミ

<他の調から借りてきて使う進行>

₇(よどごどせぶん)→ Ⅳ(よど)『E₇→Am』

ピアノ:ミ/ソ#/レ →ラ/ド/ミ

エレクトーン:P.Kミ L.Kソ#/レ/ミ →P.Kラ L.Kラ/ド/ミ

平行調への転調『D₇→G』

ピアノ:ファ#/ド/レ →ソ/シ/レ

エレクトーン:P.Kレ L.Kド/レ/ファ# →P.Kソ L.Kシ/レ/ソ

  ホ短調についてのコメント

先述の通り、#1つの調にしては、ちょっと難しく感じるこのホ短調。

同主調であるホ長調にも言えますが、このミから始まるスケールというものには、『ちょっとした指の置きにくさ・運びにくさ』を感じます。(個人の感想です)

響きも、どことなく冷たい感じ。つまり、クールでかっこいい調です。

しっかり腰がすわっていて、金属的な冷たさも持ち合わせるカラーは、やはり平行調であるト長調のカラーと少し似ている感じがします。どの調にも言えることですが、平行調との相性は抜群です。

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