【ニ短調とは】目指せ全調制覇!vol.6

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  ニ短調とは

ニ短調とは、「レ」からスタートする『レ/ミ/ファ/ソ/ラ/シ(シ♭)/ド#(ド)』の7音の中で、メロディー・コード・ベースが行ったり来たりすることを基本ルールとする調。

ニ短調の調号はフラット1つ

シ♭』に付きます。

(短調の調号は、音階<↓くだり↓>時に、どこが黒鍵になるかを参照します。)

・短音階で、「レ」を主音とした場合の調。

・英語だと D Minor(ディーマイナー)

・ドイツ語だと D moll(デーモール)

  ニ短調の出現率

ニ短調の出現率は…

星3つ!くらい

短調の中では、同じく調号の少ないイ短調と同じくらいの出現率です。

  近親調 ニ短調のお仲間一覧

同主調(主音=出発する音が同じ「レ」)<ニ長調>

平行調(調号が同じく♭1個の反対の調=長調)<へ長調>

属調(完全5度上の調)<イ短調>

下属調(完全4度上の調)<ト短調>

  ニ短調のコード

ピアノとエレクトーンの押さえ方はあくまで一例です。参考程度でお願いします。

エレクトーンの『P.K』はペダルキーボード:足鍵盤、『L.K』はロワーキーボード:下鍵盤(左手)の略です。

<基本>

(いちど):『Dm』

ピアノ:レ/ファ/ラ エレクトーン:P.Kレ L.Kラ/レ/ファ

Ⅴ₇(ごどせぶん):『A₇』

ピアノ:ド#/ソ/ラ エレクトーン:P.Kラ L.Kラ/ド#/ソ

(よど)『Gm』

ピアノ:レ/ソ/シ♭ エレクトーン:P.Kソ L.Kシ♭/レ/ソ

<よく使う>

(ごど)『A』

ピアノ:ラ/ド#/ミ エレクトーン:P.Kラ L.Kラ/ド#/ミ

平行調の『F』

ピアノ:ファ/ラ/ド エレクトーン:P.Kファ L.Kラ/ド/ファ

(にど)『Em⁻⁵』

ピアノ:ミ/ソ/シ♭ エレクトーン:P.Kミ L.Kソ/シ♭/ミ

<ドッペルドミナント>

(ごどごど)→ Ⅴ₇(ごどせぶん)→ Ⅰ(いちど)『E→A₇→Dm』

ピアノ:ミ/ソ#/シ →ド#/ソ/ラ →レ/ファ/ラ

エレクトーン:P.Kミ L.Kソ#/シ/ミ→P.Kラ L.Kラ/ド#/ソ →P.Kレ L.Kラ/レ/ファ

<他の調から借りてきて使う進行>

₇(よどごどせぶん)→ Ⅳ(よど)『D₇→Gm』

ピアノ:レ/ファ#/ド →ソ/シ♭/レ

エレクトーン:P.Kレ L.Kド/レ/ファ# →P.Kソ L.Kシ♭/レ/ソ

平行調への転調『C₇→F』

ピアノ:ミ/シ♭/ド →ファ/ラ/ド

エレクトーン:P.Kド L.Kシ♭/ド/ミ →P.Kファ L.Kラ/ド/ファ

  ニ短調についてのコメント

♭系列の調は、みんなある種の『柔らかさ』を持ち合わせています。ですがニ短調では、その『柔らかさ』という印象が、どちらかというと『暗さ』とか『ダークな感じ』という方向性になりがちです。

『ニ短調は死を表現する調』だと、大学のアンサンブルの先生が言っていました。(遊戯王みたいでかっこいいかも。)それも、この独特なニ短調特有の『暗さ』が、そういう役割を果たしているからだと思います。

もちろん、そんな負の側面のイメージばかりではなく、柔らかさを活かしたニ短調の曲も、世の中にはたくさんあります。

同じく調号が1つしかつかない短調の「ホ短調」が、少々とっつきにくいせいか、ニ短調はイ短調と並んで、初めて出会う短調の筆頭です。

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