【イ短調とは】目指せ全調制覇!vol.4

  イ短調とは

イ短調とは、「ラ」からスタートする『ラ/シ/ド/レ/ミ/ファ#(ファ)/ソ#(ソ)』の7音の中で、メロディー・コード・ベースが行ったり来たりすることを基本ルールとする調。

イ短調の調号はシャープもフラットもなし

なにも付きません!

短調の調号は、音階<↓くだり↓>時に、どこが黒鍵になるかを参照します。

・短音階で、「ラ」を主音とした場合の調。

・英語だと A Minor(エーマイナー)

・ドイツ語だと A moll(アーモール)

  イ短調の出現率

イ短調の出現率は…

星3つ!くらい。

短調の出現率自体が長調に比べると気持ち少ないですが、短調の中ではトップクラスに出てくる調です。

  近親調 イ短調のお仲間一覧

同主調(主音=出発する音が同じ「ラ」)<イ長調>

平行調(調号が同じく#♭0個の反対の調=長調)<ハ長調>

属調(完全5度上の調)<ホ短調>

下属調(完全4度上の調)<ニ短調>

  イ短調のコード

ピアノとエレクトーンの押さえ方はあくまで一例です。参考程度でお願いします。

エレクトーンの『P.K』はペダルキーボード:足鍵盤、『L.K』はロワーキーボード:下鍵盤(左手)の略です。

<基本>

(いちど):『Am』

ピアノ:ラ/ド/ミ エレクトーン:P.Kラ L.Kラ/ド/ミ

Ⅴ₇(ごどせぶん):『E₇』

ピアノ:ソ#/レ/ミ エレクトーン:P.Kミ L.Kソ#/レ/ミ

(よど)『Dm』

ピアノ:ラ/レ/ファ エレクトーン:P.Kレ L.Kラ/レ/ファ

<よく使う>

(ごど)『E』

ピアノ:ミ/ソ#/シ エレクトーン:P.Kミ L.Kソ#/シ/ミ

平行調の『C』

ピアノ:ド/ミ/ソ エレクトーン:P.Kド L.Kソ/ド/ミ

(にど)『Bm⁻⁵』

ピアノ:シ/レ/ファ エレクトーン:P.Kシ L.Kシ/レ/ファ

<ドッペルドミナント>

(ごどごど)→ Ⅴ₇(ごどせぶん)→ Ⅰ(いちど)『B→E₇→Am』

ピアノ:シ/レ#/ファ# →ソ#/レ/ミ →ラ/ド/ミ

エレクトーン:P.Kシ L.Kシ/レ#/ファ# →P.Kミ L.Kソ#/レ/ミ →P.Kラ L.Kラ/ド/ミ

<他の調から借りてきて使う進行>

₇(よどごどせぶん)→ Ⅳ(よど)『A₇→Dm』

ピアノ:ラ/ド#/ソ →レ/ファ/ラ

エレクトーン:P.Kラ L.Kラ/ド#/ソ →P.Kレ L.Kラ/レ/ファ

平行調への転調『G₇→C』

ピアノ:シ/ファ/ソ →ド/ミ/ソ

エレクトーン:P.Kソ L.Kソ/シ/ファ →P.Kド L.Kソ/ド/ミ

  イ短調についてのコメント

長調と違って、何かとクセの多い短調。

長調は自然界のものだけど、短調は人工的なもので、ちょっといびつ…。なんて話を、大学時代の授業で耳にしました。

スケールの種類が元から3種類あったり、その中でも一番身近な(耳馴染みという意味で)旋律的短音階では、上りと下りとで#・♭の位置が違ったりで、初見殺しもいいところです。

そんな短調の中で初めて出会うのが、このイ短調ではないでしょうか。

ブルグミュラーのアラベスク、『ラシドシラ!ラシドレミ!』と元気のいいイ短調ですが、ここら辺の曲でイ短調と出会う人も多いのでは。

天下のハ長調の平行調であるイ短調。

ハ長調の曲の中でホイホイ出てきている調なので、無意識のうちにそういった出会いもあるかも。(あの『めざせ!ポケモンマスター』も、イ短調で始まって、途中からハ長調に転調する曲です。)

粛々とした、おごそかなパワーを秘めたイ短調。

とても美しい短調のひとつです。

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